ワタシハムテキ
─それから1時間、あたしは携帯を手に潤を待ってた

「…来ないじゃん」

その時

♪~♪

teen loveが流れた

「もしもしっ」

『今、莉奈ん家の下』

「まじでっ?」

あたしは家族がみんな寝てるのを確認してそーっと家を抜け出す



「その格好(笑)しかもすっぴん(笑)」

「あっ!!」

何気にお風呂上がりだから、タオル地のオーバーオール

最悪ー!

あたし眉毛ある?

前髪をさわって眉毛を隠す

「いいよ。可愛いから」

「…嘘」

「嘘じゃなーいー」

拗ねたあたしの口角をあげる

「もうっ!」





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