甘い誓いのくちづけを
「瑠花がそんな顔する事ないじゃない……」
あたしのせいじゃないとは言え、これから理人さんと会う事に申し訳なさを感じていると、さゆりが苦笑を零した。
「あたしは別に平気よ。これも仕事だし、課長がいれば早く終わるしね」
冷淡さを感じさせる性格から、総務部の社員からは密かに“オフィスの王様”なんて呼ばれている榊原課長だけど…
さゆりは、課長の事をとても信頼しているみたい。
確かに信頼出来る上司ではあるけど、彼女は何だか特別な感情を抱いている気がする。
「ねぇ……」
「どうしたの?そんなに真剣な顔して」
「……さゆりって、もしかして榊原課長の事が好きだったりする?」
だから、声を潜めてこっそりと訊いてみた。
あたしのせいじゃないとは言え、これから理人さんと会う事に申し訳なさを感じていると、さゆりが苦笑を零した。
「あたしは別に平気よ。これも仕事だし、課長がいれば早く終わるしね」
冷淡さを感じさせる性格から、総務部の社員からは密かに“オフィスの王様”なんて呼ばれている榊原課長だけど…
さゆりは、課長の事をとても信頼しているみたい。
確かに信頼出来る上司ではあるけど、彼女は何だか特別な感情を抱いている気がする。
「ねぇ……」
「どうしたの?そんなに真剣な顔して」
「……さゆりって、もしかして榊原課長の事が好きだったりする?」
だから、声を潜めてこっそりと訊いてみた。