甘い誓いのくちづけを
「誤解は解けたかしら?」
「はい……」
優しい笑みを向けられて、居た堪れなさから小さくなってしまう。
「あの、本当にすみません……」
そんなあたしに、間宮さんが首を横に振った。
「謝らないで、元々は私が軽率な事をしたのがいけなかったんだから……。少し考えればわかる事なのに、あの時はちょっと冷静じゃなくて……」
「え?」
言葉を濁した間宮さんに小首を傾げると、今度は理人さんが口を開いた。
「甲斐って人、覚えてる?」
「あ、はい」
あの日、エントランスに駆け込んで来た男性を思い出して頷いた。
「甲斐さんは元々は間宮の付き人なんだけど、今はMon amourの専属デザイナーで、間宮の恋人でもあるんだ」
「はい……」
優しい笑みを向けられて、居た堪れなさから小さくなってしまう。
「あの、本当にすみません……」
そんなあたしに、間宮さんが首を横に振った。
「謝らないで、元々は私が軽率な事をしたのがいけなかったんだから……。少し考えればわかる事なのに、あの時はちょっと冷静じゃなくて……」
「え?」
言葉を濁した間宮さんに小首を傾げると、今度は理人さんが口を開いた。
「甲斐って人、覚えてる?」
「あ、はい」
あの日、エントランスに駆け込んで来た男性を思い出して頷いた。
「甲斐さんは元々は間宮の付き人なんだけど、今はMon amourの専属デザイナーで、間宮の恋人でもあるんだ」