甘い誓いのくちづけを
カードキーでドアを開けた理人さんは、おもむろに振り返って微笑んだ。
その笑みが何故か意味深で、数回瞬きをしてしまう。
「おいで」
一瞬キョトンとしてしまったあたしの手を引いた理人さんが、進んだ先にあるドアをそっと開けた。
すると、甘さを孕んだ香りがフワリと鼻をくすぐって…
直後に視界に広がった景色に、目を見開いて言葉を失った。
窓一面に広がる、宝石をちりばめたような目映い夜景。
そして、淡いピンクの薔薇(バラ)。
猫足のソファー、チェストの上、小さなサイドテーブル。
更には、キングサイズのベッドの上にまで惜し気も無くちりばめられた茎の無いピンクの薔薇が、その美しさを主張するように咲き誇っている。
その笑みが何故か意味深で、数回瞬きをしてしまう。
「おいで」
一瞬キョトンとしてしまったあたしの手を引いた理人さんが、進んだ先にあるドアをそっと開けた。
すると、甘さを孕んだ香りがフワリと鼻をくすぐって…
直後に視界に広がった景色に、目を見開いて言葉を失った。
窓一面に広がる、宝石をちりばめたような目映い夜景。
そして、淡いピンクの薔薇(バラ)。
猫足のソファー、チェストの上、小さなサイドテーブル。
更には、キングサイズのベッドの上にまで惜し気も無くちりばめられた茎の無いピンクの薔薇が、その美しさを主張するように咲き誇っている。