Girl's? collection 1
しばらく歩いてアオイが行きたがっていた店に着いた。そこは白いレンガで作られた雑貨屋で、いかにも女の子の店って感じだった。
当然、オレには無縁の場所だ。
「入りましょう。」
「うん。」
中に入るとさらに圧倒された。
ぬいぐるみ、アクセサリー、可愛い服・・・。
とにかくたくさんの物で溢れている。
アオイってこういうの好きだったんだ。
「すげー・・・。」
「如月さんの好きなもの、よくわからなかったんで勝手に決めちゃいましたけど、大丈夫ですか?」
「うん、可愛いもの好きだよ。」
「良かった・・・。」
ほっとするアオイ。
なんだか男であることが申し訳なく思えてきた。