Girl's? collection 1


それでもオレは「は?」としか言えなくて。
おそらくチョウたちからしたら、ものすごい間抜け面になっていただろう。

そして、部屋の奥の方で座っていたハルカが口を開いた。


「まぁ、結構前から気づいてたんだけどね。面白いから黙ってた」


「まぁ、そういうことですわ。」

語尾の「」にとても腹が立った。

つまりあれか?
チョウとサヨはもう知っていたのに、オレは今まで、『■■だよね』とか『私』とかいう女言葉を発してたってことか!??


3人は笑う。にっこりと。
いつの間にかユズさえも肩をピクピクさせていた。


「もう嫌だ。」


恥ずかしすぎて、死ぬかと思った。


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