Girl's? collection 1
キーンコーンカーンコーン・・・
チャイムが鳴って、授業が終わった後、シュンタがオレの席に近づいてきた。
前の席の人に許可をとり、椅子に座る。そして見つめる。
「なんだよ。」
「・・・。」
「オレは男に見つめられても、嬉しくねぇぞ。」
「違ぇーよ。ちょっと思ってたんだけどよ。」
首を傾ける。
「お前最近忙しいよな。」
「そ、そうか?」
「まさか、ついに彼女出来たのか?」
「違います。」
何故か敬語になるオレ。
そして、プッと笑い出すシュンタ。
「??」
「ははっ、冗談だよ。」
「はぁ?」
「でも、ま・・・あんま無理すんな、とだけ言っとくわ。それ言いにきただけ。」
シュンタは席を立った。それを見ながら、少し苦笑した。途中で「彼女が出来たら言えよー!」と言われたので親指を下に立てて返した。