Girl's? collection 1
「え・・・マジで言ってんの?」
「もちろんあ、もちろん夕方からだけどね。」
胸を張りふんぞり返るハルカ。
別に嫌じゃないがいきなりすぎるというか、なんというか。
一方、後ろの方からなにやら荒い息が聞こえてきた。
「・・・はぁ・・・・・ハルカ様の・・浴衣姿・・・・・・きっとどこの大和撫子よりも輝いているに違いないですわ・・・・・!わかりました。このわたくしが全力を持って浴衣を用意させていただきます!!」
「ナイス、チョウ!」
その光景に圧倒されながらも、オレは一応聞いてみた。
「部活はいいのか?」
「大丈夫大丈夫。どうにかなるでしょう。」
アッバウト・・・。
サヨとユズの方はいつもと変わらない反応だった。
「見慣れた女子が浴衣を着て、その姿に萌える・・・まぁ典型的な夏祭りの風物詩だねー。もちろん行くともさぁ。」
「別にどっちでもいい。(ピコピコ)」
盛り上がる場の空気。
もちろん断るわけがなかった。