Girl's? collection 1


話し終えた後、ゆっくりと3人の方を向いた。多分、いや絶対怒られる。

最後にオレは誰に向かってもなく「ごめん。」と言った。



始めに口を開いたのはハルカだった。


「全く・・・そんなことじゃないかと思ったわ。」


予想外の明るい調子に「へ?」と力のない声が出てしまった。


「ハルカ様の言う通りですわ。本当に、バカですわね。」


「は?」


「もうとっくに解決策は作成済みだよ~。」


「解決策?」


「言っとくけどここは【女子の女子による女子のための部】よ。こんなところで見捨てるようなことしないわ。
それにユズもユズね。いつまでも落ち込んでちゃ困るわ。」



ハルカは不敵に笑う。
ぶるっと鳥肌が立った。


「黒い笑顔・・・。」


でも今回は、嫌な感じがしなかった。



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