Girl's? collection 1
体育祭の当日。
応援リーダーは最後の打ち合わせとして会議室に集まった。
ガチャ・・・
「やっぱ最後はナオキ君だ。」
最初の時のように、会議室にはもう全員集合していた。ただ1つ違うのは、今日は制服ではなく羽織を着ているということ。もちろんそれはメコがデザインしたものだ。
サヤカ先輩がオレを指差して言った。オレは苦笑いして羽織を受けとる。
「さっ、泣いても笑っても今日で最後だ。悔いのないように行こうな。」
タカ先輩はニカッと笑って前に手を出した。すぐに理解したサヤカ先輩が、
「完全燃焼して行こーー」
と言ってタカ先輩の手に己の手を重ねた。
1年の二人も
「頑張ります。」
「楽しんでやりましょう。」
手を重ねた。
メコは一時前髪のピンに触れ、
「絶対勝ちたいです!」
そう言って、みんなと手を重ねた。
オレが最後かい。
苦笑して、
「"勝ちたい"じゃなくて絶対勝ちましょう!」
手を重ね、
「おっし!お前行くぞーー」
「「「おーーーー」」」