Girl's? collection 1
「「「・・・・・・。」」」
一時停止。
しかしハルカはいち早く行動を起こした。
「なっ・・・何をやっとるんだ。この変態!!」
「ぐはっ」
ハルカの強烈な回し蹴りが見事にオレを直撃。そしてぶっ飛ぶ。
痛ぇーー。
「大丈夫!?ユズ?」
ハルカはユズに駆け寄った。
「うん、まぁ。それより!部長あれと知り合いなの?ここ男子禁制のはずだよね?」
「えっと・・・この人は・・・・・・」
明らかに戸惑っているハルカ。
オレもユズも何も言わずに返答を待った。
「・・・この人は・・・・・・
・・・・・・お、お手伝いさんなの!」
な、何言ってんだ?!こいつ。
「そうなの!この部活を手伝いたいって前から言ってたんだ。ほら、荷物運んだりするのってけっこう力仕事が多いしさ!ね、だからお手伝いさんとしてここの掃除を頼んでたんだ!」
だいぶパニックになってるハルカは早口に話している。その流れで思ってないことまで話している気が・・・。
一方ユズは―――
「ふーん。」
とそれだけ言ってオレを見た。
なんだか変な目線で。
って変態と思われてるんだから仕方ないか。