Girl's? collection 1

「そろそろGirl's collectionはーじまりまーす!」

ハルカのアナウンスの声。
それと同時にステージのほうからものすごい歓声がした。

リズミカルなBGM。
明るいライト。
それらはみな、機械オタクのユズがギャラリーから担当している。
しばらくしてユズから合図が出された。

「ほら、行ってきなさい。」

それはオレが出る合図。
さすがに心臓がバクバクいっている。
その時ポンとハルカが肩を叩いた。

「大丈夫。自信を持って歩いてきな。」

「うん。」

“自信を持って歩いてきな”
その言葉を信じ、オレはステージへ足を進めた。


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