Girl's? collection 1
チリリーン・・・
そして、遠くから鈴の音。
※暗闇の中です。
これ何気に怖い。
一方のユズはというと。
「い、いやぁ・・・。」
「しょうがないか・・・。」
カシャン・・・カシャン・・・。
「えっ・・・」
オレらの腕に手錠をかけた。
そして、手を繋ぐ。
「これで、離れられないだろ?」
「・・・・・・変態のくせに。」
「さ、早く行こうぜ。あんまり遅いとみんなが心配するしさ。」
あえてオレが先に行き、ユズを引っ張る。
「・・・・・・」
オレは後ろの彼女の顔を見なかった。
だからわからなかつた。
後ろで、
彼女の顔が少し赤らめていたことに――。