Girl's? collection 1
おかげで最近万策尽き果てている。
あいつ鬼だ。
やらなきゃ、やられる。
やってもやられる。
というか、やられる前にやられる。
どうすりゃいいんだ。
ハルカ「知らないわよ。自分で解決しな。」
そーかそーか・・・・・って
「うわぁあっ勝手に人の心読むな!」
「全部口から出てるから。不可抗力だって。」
相変わらずハルカにメイクしてもらっている。
「相当好かれちゃってるね。」
「嫌われてるの間違いだろ。」
そう言うとハルカは深くため息をついた。
「何にもわかってない。」
「何がだよ。」
オレはいまいちハルカが何をいいたいのか分からない。
「・・・ユズは男の子が嫌いっていうか、苦手なのよ。」
「そんなの見ればわかる。」
「・・・だからあんたはわかってない。」
またため息だ。
「あの子がなんでベッドホン付けてるか知ってる?」
正直に首を振る。
(そのせいでアイラインがビッとなった。)
「それ気になってたんだよ。ユズ、なんで何も聞いてないのにベッドホン付けてんだ?重いだけじゃん。」
ハルカは悲しんでいるような笑ってるような、なんとも言えない顔をした。
「本人に聞きな。」
そう言ってユズの話は終わった。