Girl's? collection 1
今日も部活が始まる。
「よーし、今日も頑張って活動しますか!」
威勢のいいハルカの声とともに、それぞれが活動を始める。
と言ってももっぱらちゃんとやっているのはハルカチョウぐらいで、他の2人は入部の時と変わらない。
ユズはゲーム、サヨは・・・まあ、18禁系ですかね。
じゃあオレはというと、ただボーとするだけ。だってやることないからさ。
「『彼女の肌は白く柔らかい。オレは我慢できなくなって彼女を押し倒した。そっと肌を触れるとビクッと反応する。そして』」
「何言ってるんだ、お前は」
オレの耳元で囁くサヨ。その手にはなにやら淫乱な雑誌。
自分は我慢できなくなって叫んだ。
一方サヨは平然と「だって暇そうだったから。」と言う。
「なんか・・・面白い、反応。『ぁあ・・・きて「読まなくていいから」
こいつ、見た目とギャップありすぎだろ。
「・・・・・なんかナオ男の子みたい。」
ギクッ
「いやいや、そんなことないよ。」
「そぉ・・・だよね。」
「(危ない危ない。)っていうか、サヨはなんでそんな本読んでるの?」
「見るなって言われたものほど見たくなるから。」
・・・・・・好奇心おうせいですね。
「そうなんだ。」
「ナオも読む?」
「結構です」