Girl's? collection 1


歯を噛みしめ、顔を真っ赤にするユズを見て自然と かわいいな って思った。


・・・・・・って、オレも着るんだよな。


「じゃあ次部長のハルカさん。」


「任せなさい。どんな服でも着こなしてみせるわ。」


自信満々で着替えにいった。
あいつの自信はどこからくるんだろう。



5分後・・・


「ふざけてるわ・・・。」


ガチャ

「「「 ・・・・・・。 」」」

出てきたハルカを見つめ、みんなが絶句した。



黄色い帽子。
赤いランドセル。
  +
ハルカはチビ
童顔



その姿はまさに

「小学生・・・」

ベシッ・・・ゴフッ・・・・・・


思わず呟いたオレをハルカが容赦なく殴った。


「痛ぇ・・・!」


何でオレだけ。絶対全員思っただろ。


「じゃあサヨさん。着替えて来てください。」


「はいよ~。」


ナオキ「(なぁ、美術部ってなんでこんなにコスプレ好きなんだよ。いくらなんでもマニアックすぎないか?)」


こそこそハルカに話しかけた。
オレの方が背が高いため、上から見ると、ますます小学生に見えた。


ハルカ「(ここだけの話、美術部ってぶっちゃけオタクの集まりみたいになってるから。多分この服も私物ね。

マニアックすぎる服を見てモデルたちは逃げちゃったのね。)」



ナオキ「な、なるほど・・・。」


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