Girl's? collection 1
放課後になり、教室は人が減り静かになった。
部活へ向かう人。
帰宅部で帰る人。
教室に残って友達と話す人。
と様々。
自分は帰宅部のため、何もすることがない。ツレの奴らはおのおのの部活へ行った。
気づけば教室にはオレ1人しかいなくなっていた。
そろそろ帰るか、と立ち上がった。
その時、
―――ダン
教室になんとも言えない効果音が響いた。驚いて振り返ると・・・
「早坂直樹!今すぐ私について来なさい。」
目が点になった。
それは先ほど見た女子だったのだ。
原型を止めていない制服。
長さがボブくらいの髪。
細い手足。
身長は短い。150あるかないか。
そして、
とても不機嫌そうな顔
動物的直感でオレは危険を察知した。
「わりぃ、オレ用事あるから。それじゃっ。」
カバンを持ち、そのまま彼女の横を通り過ぎ・・・
ガシッ
・・・・・・させてもらえなかった。
「大丈夫、すぐに終わるから(ニコニコ)」
すいません、その笑顔めっちゃ怖いです。