Girl's? collection 1
My sister's high
その日、特にあいつはおかしかった。
「はぁ・・・。」
夕飯にはいつも平気でご飯5杯食べるあいつ――すなわち、オレの妹。
それなのに今日は少し手を付けただけで止まっている。
加えて、さっきからため息をついてばかりだ。
当然その場の空気も悪くなるわけで・・・。
母「(ちょっと、この空気なんとかしてよ。)」
ナオキ「(はぁ?無理に決まってんだろ。オヤジがやれよ。)」
父「(年頃の女の子の考えることはわからん。やっぱりここはナオキが行くべきだ。)」
ナオキ「(いや、オレこの前ケンカしたばっか「アオイー?ナオキが話あるんだって。」
おい、このクソババア話聞けよ。
「・・・えっと・・・」
なんだこの空気。
「「(がんばれナオキ!)」」
くたばれバカップルども。
「っあーー!今日お前の好きなドラマのスペシャルだって!見とけば?」
シーン・・・。
「はぁ・・・。」