Girl's? collection 1
信じられない、というような顔をする妹。
「こ、これが・・・?」
「多分だけど・・・。」
「・・・・・・。」
しばらく黙るアオイ。
そしてすぐに決心したように顔を上げた。
「兄ちゃん・・・・少し協力してくれない?
あたし、まだわかんないよ。実際会って確かめたい。」
「あーそれくらいならいいけど。誰に会いたいんだ?知り合いならいいけど。」
「兄ちゃんの友達が知ってると思うの。
ほらシュンタさん。」
そして、
アオイは少し顔赤らめ、呟くように言った。
――――――――衝撃の名を。
「如月ナオさんに会いたいの。」