Girl's? collection 1
「ううん、何でもないの!ただの1人言。気にしないで。」
「うん・・・・それにしても、来ないなぁ。」
いまだにアオイちゃんは来ない。
なんだかんだ言って、もう夏だ。この炎天下の下、外でじっとしているのはキツイ。
「あ、あれじゃない?」
遠くから走ってくる可愛い女の子が見えた。
ユズはそれを一瞬見ただけで、すぐにナオキの方に目が行っていた。
無意識に嘆息する。
「こっちは全くの無自覚さんだしね~。」
聞こえないようにハルカは呟いた。