《短》エイプリールフールに桜の木の下で


「きっ恭太は…この桜の木の下のジンクス…知ってる?」

「えっ?………もしかして…!?」


心臓の音が煩い。

言えっ言うんだ!美帆っ!!


「私っ恭太のことが…す…すすっ好きっ!!」

「やっぱり!!」


恭太の顔がぱっと明るくなるのを見て、私の顔が期待に緩み始めたと同時に、恭太の口が開いた。


「エイプリールフールだね!」


< 4 / 11 >

この作品をシェア

pagetop