《短》エイプリールフールに桜の木の下で


「恭太と翔太を聞き間違いしてるよ、恭太。私が好きなのは、恭太1人だけなんだから。」

「本当に?」

「本当に。」


微笑んでみせると、また恭太の腕の中。

私はチビだし、恭太はすらっと長身だから、私の体はすっぽりと包み込まれてしまうんだ。


「美帆。」

「ん?」


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