金持ち女VS貧乏男
私達は途中まで一緒に帰った。


『ねぇ、どうしてああ言う事平気で言えるの?』

彼は分かってない様子。

コイツ分かれよな!

『ああ言う事よ!だから…やるとか…』

彼は、何だ。と言う顔。

『やらしいと思うから、やらしいんだよ。俺から言わせれば、そんな事、気にしてる直美の方がやらしいと思うぜ』


な…
事実やらしい事だろ!

コイツにはホント、サルと言うあだながピッタリだよ!


『てかよ、今日はご馳走さん』


な、何?
あんたがマジ顔すると怖いんだけど…

ホントに、お巡りさん呼ぶよ…


『べ、別にいいよ。新吾が貧乏なの知ってるし』


何何?私の顔見ないでよ…

私はいつでも110番できるよう携帯を握り締めた…
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