金持ち女VS貧乏男
この灯油は俺の生命線だ。極寒の2月まで取っとこ。


仁志の所でも行って凌ごうっと。

トゥルルル♪

《どしたの?お兄ちゃん》

『仁志暇?遊びに行ってもいい?』


《いいよ》

『じゃぁ今からいくわ』

《うぃ~す!》



仁志の部屋に入り俺は驚いた。

『仁志!何か女の匂いがするよ?』


『そりゃそうだよ、お兄ちゃん毎日チィが来てるから』


…そうか。仁志にも居たんだっけ…


『お兄ちゃんコーヒーでいいかい?』



『うん。ありがとう』


俺は、その後2時間程、ゲームを楽しんでいたが、仁志から衝撃的な事を聞かされた。


『お兄ちゃん!今年はチィが手作りでチョコくれるんだって!めちゃ嬉しいさ俺!』


仁志…今の俺に一番言ってはいけない事を……。
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