金持ち女VS貧乏男
バレンタイン当日、俺は鏡で自分の顔を見て驚いた。


な、なんだ俺の顔………

鏡に映ってたのは、まさに、この顔にピーンときたら110番じゃねぇか!


2週間、這いずり回ったが見事撃沈………。


どうりでバイトの女の子も目を合わせてくれないわけだ…

てか、半径3m以内すら来なかった…


ちぇ!別に取って食わねぇよ!


くそ…最後の手段しか無いな。


あまり気は進まないが、1コも貰えないよりましだ。


まぁ、あいつならくれるだろ!


どうせ、やる相手も居なさそうだしな。


『おい!ちょっと急用で電話かけてくるから店ちゃんとやっとけよ!』


直美…直美と、発信。

トゥルルルルルルルルルル―――プチッ。ツ――


ん?切れた?
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