金持ち女VS貧乏男
ゲームが進み中盤。スコアは無残………。


『よし!この変で俺の、マテリアル、マンハッタン、スクリュ~――』



『新吾!いいから、ちゃんと投げな!』



『はい』



ガシャ~ン!!


え?ストライク!

『おぉ!直美!やったぞ!ストライクだ~』


私達は思わずハイタッチをし、ふと我にかえり、私は玉をふく、雑巾で手をふいた…。


『俺、人生初のストライクだよ!めっちゃ嬉しい。よし!ここで一句。』

人生初のストライク…。凄いゴールドフィンガーだな…。



『人生初の~。ストライク出しだの、超うれしい~。字余り。』



字余りって…余り過ぎ。
しかも俳句じゃねぇよ、それ。


言いたい事言っただけじゃん…。




でも結果は――――惨敗だった。
< 170 / 260 >

この作品をシェア

pagetop