金持ち女VS貧乏男
『じゃぁ今開けるね』


ぽちっとな。



本当に来た。

部屋に入れて大丈夫なのか?

ちょっと不安になり、押し入れから金属バットを身近な所へ置いた時。


ピンポーン♪

き、来た。いつでも来やがれこの野郎!

鍵を開けた。

一応チェーンを掛けたまま。



ガツン!


彼が開いたと思いドアを引いた。


『お?チェーン掛かってるぞ?外せよ』


ひぃ!

10センチくらいの隙間から見える彼の顔は、怖かった…。


『ま、待って今開ける』

一旦ドアを閉めた後、このまま鍵をまた閉めようと思った。


『おい!早く開けろよ』

ひぇ~ホラー映画みたい…。


仕方なく開けると、そこに薄気味悪い顔で立っていたのは………………。




江口新吾だった!
キャ~!助けて~!
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