金持ち女VS貧乏男
俺は激臭に耐えながら、リビングへあがった。



そこで目にした物は!

次週、江口新吾に何かが起こる。


じゃなくて、黒い固まりだ…。


とても食いもんには見えん…。


『あ、暑いなぁ…はは…直美、窓開けていいか?』


俺は直美の返事を待たずに窓を開け、息を吸った。


なんだあの料理は…。

ゲテモノ料理か?

まさか、あれを俺が食うのか?

『さぁご飯炊けたよ』


『ぁ、ぁぁ』


近くで見ると強力だぜ!
俺はその匂いで、すでにノックアウト寸前だった。

『はい。箸』


『ぉぅ。いただきます』

『ご飯うまいなぁ…。俺は白いご飯が何よりの好物なんだよ…はは…』


『おかずも食べてね』


お、おかず………。

直美…俺が悪かった!
殺さないでくれ~。
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