金持ち女VS貧乏男
『不味かったの知ってるよ、悪かった。だからね、今度は、ちゃんとしたの作ってあげるよ』


ギクッ…!

コイツのちゃんとしたのって…なんだ…。


『私ね、カボチャの煮つけだけは得意なの』


カボ…カボチャ!?

そんな…お前、カボチャなんて黄色い物…一歩間違ったら…。


『ねぇ!今日バイト終わったらおいでよ』


ま、間違いねぇ。

コイツ俺を殺す気だ…。

『い、いや…今日は…その…』


『じゃぁ、煮つけるの、けっこう時間かかるから、帰ったらすぐ作り始めるからね。待ってるね』

『お………ぉぃ…。』

ヤバいなぁ。

よし。帰りにマスク買って帰ろ。。。



後、遺書も書いとこ…。
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