金持ち女VS貧乏男
バイトも終わり、部屋に遺書も残してきた。


直美のマンションに着いてしまった。。。


ピンポーン♪



《はい》

『俺………』


自動ドアが開く。

火葬場の扉のように思える…。


エレベーターに乗り込んだ………が。


異臭がしない。。

いやいや!油断は禁物だ!トリカブトは無臭だって言うしな。


エレベーターを降り部屋の前へ。。

インターホンを押そうとした時、今までの人生が走馬灯のように頭を、かけ巡った。


ピンポーン♪

ガチャガチャ


『いらっしゃーい…顔悪いよ…あ。ゴメン。顔色悪いよ…どしたの?』


コイツ…2回目だ。

絶対わざとだな。

『そ、そんな事ないよ』

『あがって』


『おじゃましま………………ん?良い匂いがする』


カボチャの匂いだ。
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