金持ち女VS貧乏男
何怒ってんだろ!

ホント気分屋なんだから!


私は、部屋で彼の来るのを待ってた。


ピンポーン♪

来た。


『はい』


《俺》


『はい』

オートロックを開ける。



ピンポーン♪


『はい。今開ける』


ガチャ


『で?話しって何?私、眠いんだけど』

さっきから私…可愛くない…。


『入って話しいいか?』

私は何も言わず、リビングへ向かった。

彼も入ってくる。

『で?早くして。明日仕事だし』


『お前…昨日の誰だ?』

昨日の誰?
何言ってるんだコイツ。
ちょっとだけ無邪気に思えた彼のアホも、ホントのアホに聞こえる。


『昨日、一緒に街、歩いてただろうが』


昨日?

はは~ん。コイツ…何か勘違いしてんな?
< 206 / 260 >

この作品をシェア

pagetop