金持ち女VS貧乏男
『それ……本当ですか』

警察署に着き、俺は取り調べ室で、綾子がレイプされた事を聞かされた。

『問題は、その後です。江口さん、3人組ともめた時、その内の1人……蹴りましたよね?』


警察が何を言いたいのか俺にはさっぱり分からない。


『実は―――――』


警察の話しを聞き俺は愕然とした…。

飛び蹴りをくらわした奴が、昨日の夜から、意識が無いらしい…。
原因は脳内出血…。


『お巡りさん!俺の顔、体を見て下さいよ!俺は自分を守るため、綾子を守るために、やもおえず………。。』


警察の話しでは、俺は、過剰防衛、または傷害罪になるらしい……。


俺は必死に正当防衛を訴えた。


しかし…法律は無情だ…


俺はその日から留置所で生活する事となった…。
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