金持ち女VS貧乏男
その日の夜。

『ただいま~』

お!直美が帰ってきた!『おかえり。遅かったな~。腹へったよ』


『ゴメンゴメン。帰りに買い物してきた。今日はウナギね!新吾好きだったよね?』


ウ、ウナギ……。

そんな精力のつくもの…
直美…お前、今夜誘ってるな?

魔性の女、本領発揮か?『お…おぉ。大好きだよ!ご飯は炊いてあるからな』


『ありがとう!今作るから……て、温めるだけだけど』


間違いねぇな。料理を作るのを休んで、夜に体力を温存しておく作戦だな。

『うんうん。たまには料理も休まないとな!後でバテちまうからな』


『後でバテる?何?』


隠すなよ直美。

わかってるから。
ちゃぁ~んとわかってるからな。

『いやいや。何でもないよ。さ!ウナギちゃんを食おうぜぃ』

女の口からは言えないよな。後でビシッと決めるのは俺の役目だ!


俺の妄想はつづく…。
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