金持ち女VS貧乏男
ムカつく気持ちを抑え、コンビニの定番コースをまわり、ミネラルウォーターとサラダを取りレジへ向かう。


レジカウンターに商品を置くと、やっと男は腰をあげ正面を向いた。


不精髭の男は無言でレジを打ち始めた。


ふと隣に目をやると―――――お!

からあげちゃん増量中のチラシ。


『あ、あとからあげちゃんのレッド1つ』

と言うと男は


『ちっ!めんどくせぇなぁ~』

と、言い残しレジ奥へ行った。

ガラスケースに、からあげちゃんが無く、揚げに行った様子だ。


それにしても、めんどくせぇ!?

お前それが仕事だろう!
てか、めんどくせぇなら初めからガラスケースに入れとけ!て感じ!

腹立たしさを抑え私は、からあげちゃんが出来る間、雑誌コーナーで時間を潰す事にした。
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