金持ち女VS貧乏男
正月に暇なヤツかぁ。


気は進まないが1人しか思いつかない…


仕方ない。あのニワトリ頭にでも頼んでみるか。

携帯を手にとり、かけてみた。



《お呼び出し中です
僕♪僕♪新吾~♪僕新吾~♪》


な…なんだ…この待ちうたは…


『はい』


相変わらず無愛想の感じだ。


『あ。。私。武田です』

『知ってるよ。携帯に武田って出てるから』


なる程。言われてみれば。

『あのさぁ、ちょっと頼まれてくんない――――て、そうゆう事なんだよね。やってくんない?』

私は全ての事情を彼に話した。

返事は驚くべきものであった。


『俺、正月はパス。仁志と遊ぶ約束してんだ』


こ、こいつに予定があるなんて…
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