今さらなのよ!

隆祐はあわてて、かすみにテレパシーを送ってみたが返事は返ってこない。



「何者かが連れ去ったというのか・・・?とにかく位置確認しなければ!」



真夜中に必死で意識を集中する。

かすみの場所は・・・あれ!?ここって。



隆祐は玄関へ走っていき、ドアをあけるとかすみが立っていた。



「かすみ・・・。」



「あのね、おねえちゃんが来月結婚するの。
それでね・・・隆祐さんにもきてほしくって・・・。
セイナさんがここにいるって教えてくれたから。」




「はぁ・・・あん?おねえさんが結婚するのにどうして俺が・・・?
あ、あの・・・話がよくわからないんだけど。」




「あ、だから・・・セイナさんがおねえちゃんと結婚することになったから、隆祐さんはセイナさんの友人としてね・・・。」



「ぇぇぇええっ!セイナがなつきさんと?
ってことはラブホテルのオーナーに?」
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