今さらなのよ!
覚醒と運命
いつものように仕事がたてこんでいて、夕方近くに春川食堂に倒れ込むようにとびこんだ。
「いらっしゃ・・・隆祐さん。またボロボロですね。」
「やあ、かすみちゃん。女神に見えるよ~~~なんか・・・なんかメシ・・・食いもの・・・を。」
「もうそろそろそんなふうに来るんじゃないかと思って、日替わりの残りと夜メニューをまぜて用意しておいたよ。」
「ほ、ほんとか!!おおーーーーー!!!うぉーーーーーーー!!」
隆祐は勢いにまかせて定食をたいらげた。
「あいかわらず好い食いっぷりだ。うれしいねぇ。」
「俺ほんとにここの常連になって助かってます。うれしいです。
毎日感謝です!はぁ・・・。」
「あれ、隆祐さん。どうしちゃったんですか?
具合悪いですか。あっ・・・お店で寝られたら困りますって。」
「かすみちゃん・・・廊下の隅っこでもいいんだ。
少しだけ寝かせて・・・。俺くらい運んでくれるよね・・・。」