今さらなのよ!
(どうしてそんなこと言うの?
隆祐さんは言いふらしたりしないのはわかってるし、隆祐さんだって覚醒しちゃったんだからお互い様のはずよ。)
(そうだね。じゃ、ちょっと眠いから寝るよ。
いろいろありがと。おやすみ。)
隆祐は自室のベッドに倒れ込んではいたが、寝込んだり薬など服用していなかった。
「覚醒しなきゃよかったな。嫌なことまで知りえてしまうなんて。
かすみちゃんと兄貴が・・・な。」