今さらなのよ!

泣き出すかすみの頭を隆祐がポンポンと軽くたたいて声をかけた。



「死んだら迷惑だった。でも、生きててくれたんだから、迷惑じゃないんだよ。
君の最大のピンチにご指名いただけたとは男冥利につきるってね。
あははは。」


そして、間もなく賀川盛名がテレポートしてきて姿を現した。


「かすみ、大丈夫でよかったね。」



「あなたは・・・。あっ!!モデルのセイナ!
どうしてセイナが?」



「こいつがかすみちゃんの危機を予知してくれたんだ。
だから、俺は学校の近くまで向かってきて、君の声をすぐに察知できたんだよ。」



「セイナさんも同じ星の人だったんですね。」



「いや、俺は・・・」



「セイナは敵の星の住人だ。けどな、敵味方関係ないこの星の人間として君を心配してくれた。
それに・・・何か君たちは接点もあるみたいでさ。」



「セイナさんと接点・・・?」
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