今さらなのよ!
かすみは、もしや・・・敵?と身構えた。
「おっと・・・勘弁してください。
僕は力仕事はぜんぜん無理な人間ですから。」
「どうして・・・。」
「すみません。僕は偶然見てしまったんです。
あなたが高層ビルから飛び降りるとこや、犯罪者相手に戦っているところをね。
あ、誰にも言いませんし、大丈夫ですから。」
「私が怖くないんですか?」
「いいえ。僕はあなたに憧れているくらいです。」
「そんな・・・憧れなんて・・・。」
「僕とつきあってくれませんか?
よかったら、明日の夕方お茶でも。
お酒をすすめるわけにはいきませんからね。」
「でも・・・私。
お店の手伝いもありますし。」