桜色の恋愛 【短】


入学式が終わると、
私はあの懐かしい小さな公園に行った。


あの日と同じようにベンチに腰を下ろしていると
さっき受付で隣になった彼が公園の入り口でこっちを見ていた。


彼の手のひらにのるネックレスを見て
確信した。


この人は私が2年間思い続けていたあの人だ、と。


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