AliceGame



……なんにも変わらない。

むしろ、顔面にビシバシと容赦なく吹き付ける風に辟易。




下を見れば、穴がまるで底無しであるかのような暗闇。

そして、風が目を直撃。痛い。

瞼をぎゅっと閉じる。



この夢、早く終んないかな。


ただひたすら、底無しの穴に落ち続ける。

なんとも不思議な夢。そしてなんとも不快な夢だ。


終わりますようにと、切実に願いながら私は膝を抱え、丸くなった。


< 3 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop