ヒ-ロ-なんていらない
5.冒険の書
穂香
<穂香>
昨日無断で休みを取ってしまった理由を報告して席に戻ると、
同僚の武井さんがあたしの湯部を見て感嘆の声を上げた。
「なんてゴ-ジャスな指してるんでしょう、右に左にダイアモンド!!
両手って言うの初めてみたよ。」
「武井ちゃん、声大きい。」
「右手のは今日返すの。無くしたくないから付けてるだけで、」
「え~返しちゃうの?勿体な~い。だってあのイケメン御曹司でしょ。
カタや、、研修医。そりゃ、サラリ-マン比べればそれも悪くないけどさ
どっちって聞かれれば、やっぱ御曹司でしょ。」
「一般論なんて関係ないんです。」
頬を膨らまして反論するあたし
昨日無断で休みを取ってしまった理由を報告して席に戻ると、
同僚の武井さんがあたしの湯部を見て感嘆の声を上げた。
「なんてゴ-ジャスな指してるんでしょう、右に左にダイアモンド!!
両手って言うの初めてみたよ。」
「武井ちゃん、声大きい。」
「右手のは今日返すの。無くしたくないから付けてるだけで、」
「え~返しちゃうの?勿体な~い。だってあのイケメン御曹司でしょ。
カタや、、研修医。そりゃ、サラリ-マン比べればそれも悪くないけどさ
どっちって聞かれれば、やっぱ御曹司でしょ。」
「一般論なんて関係ないんです。」
頬を膨らまして反論するあたし