ヒ-ロ-なんていらない
武井ちゃんは、呆れた眼をしながら


「その勇者様のシャメとかあるの?」


「あるよ、昨日撮っちゃった。見たい?」


あたしは武井ちゃんにいそいそと見せると、


「げ、これ昨日の夜の証拠写真?趣味悪い。まさか、これ見せるの御曹司に?」


「見せないよ~、それに昨日はそういう事してないし。」


「え、十年ぶりに会って、プロポ-ズして、


 ベッドの上で何もなし?ひ~彼氏気の毒過ぎる~。


 天然も度を過ぎると罪だね~。」」





< 131 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop