ヒ-ロ-なんていらない
「ビデオに見入ってたんでしょエッチ。。」


「そりゃ、あの年頃だからそういうの凄い興味あったし。


 ってそれはいいだろ~、


 で、お前の部屋に行ったらあいつが上に乗ってて。


丁度ビデオの場面と重なって、ショッキングで


声がでなくて、あいつをどかすのが精一杯だったんだ。」



あの時の事は時々思い出すけど、あの時、紬も凄い焦ってて



キスされたというよりぶつかってたって感じだった。



だからやっぱ嫌だったのは、




抑えつけられて動けないことがすごく怖かった。


だから、あの時紬の力が緩んで



大好きな宝君の顔が見えた時



もう、夢じゃないかと思うくらい嬉しかった。




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