ヒ-ロ-なんていらない
宝君は、お兄ちゃんに土下座して謝ったと結姫さんから聞かされた。


あたしは姫から恋人に降格して、宝君の隣に居る。


傍から見れば相変わらずの二人


お互いを想う体温がちがって


その日から、宝君が旅立つXDayまで、


何度も身体を重ねた。





別れる日までのカウントダウンは始まっていて


あたしは密度の濃い時間を過ごしたいと、


宝君のアパ-トに入り浸っていた。


幸せすぎてそれを失うことがどんなに辛いか気がつかなかった





そして、2月

別れの Xdayがやってきた。



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