ヒ-ロ-なんていらない
待合室でぼんやりと一人座っている。


「すぐ終わるから、帰らないで待ってて。」


そう彼が言ったから。




この間、夢で彼に会ってから。


あたしの心は彼にとらわれていた。


こんな再会夢見てたけど。


会ってあたしは彼とどんな話をいたらいいんだろう。


薬指には違う男から貰ったダイヤが光っていた。







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