ヒ-ロ-なんていらない
噂は本当だったんだ。


あたしはショックで倒れそうだった。



というか、その場を逃げ出そうとした時、事もあろうに


隠れていたた電柱と仲良く衝突したのだ。


目に火花が散る


そんな体験は後にも先にもこれだけだ。


そのまま視界は色を失って


コンセントを抜いたTVのように何も映らなくなった。


再び視界に写り出したはツインテ-ルの女の子のアップだった。
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