ヒ-ロ-なんていらない
「あら、深沢と春宮何やってんの?

 あ、放課後打ち合わせ忘れないでね?」


そう声を掛けてきたのはさっき王子とエッチしてた生徒会長で、


あんまりあっさりしててあっけにとられた。


深沢は何かいいたそうな顔して会長を見送った。


「春宮、全部話してやるよ、健一も多分生徒会室いるから。」


「え、無理だよ、あたしには耐えられない。」


「でも、知りたいだろ?健一の事。

 聞いてそれでも、健一が好きでいられるなら 俺、お前応援してやるよ。」

 おれも、もう限界だと思うし、、」


深沢は、何かを決意したように。

動けないあたしをズルズル引っ張っていく。
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