あの日の君から


「うゃぁ!遅刻ぅっ!」

ベットから飛び起きた私は時計を見て、そう言った。

「何度も起こしたのよー?でも綾香ったら起きないんだもの。」

えぇ。

「もぅ。起きるまで起こし続けてよぉ!」

「あー、ごめん、ごめん笑」

どうしよ。あーもぅ!髪結ぶ時間、無いなぁ。

「綾香、ほら!パン食べてから学校行きなさい。」

「あ~、はぃ。はぃ。」



うっかり寝坊した私は、いつもより40分も遅く起きた。


「じゃ、行ってきまぁす!」

「いってらっしゃい。」





あ・・・・・・れ?


私、朝ごはん、食パン1枚しか食べてないよね。


「誠也の言った通りだ・・・・。」




ちょっぴり、怖くなってしまった。
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